確かに、カラーとかカットにGARDENのオリジナル色をだしているわけでもなく、
今風の個室や癒し空間があるわけでもなく、かと言って特別なサービスもしていません。
だから、なぜGARDENが・・・?というのが、分析、理解しにくいみたいです。
最近この業界でもやっと、「お客様第一主義」とか「顧客満足」
をコンセプトに掲げるお店が出始め、ちょっとした話題になるくらい
流行っていると聞きます。
「やっと出てきたか」というのが正直な感想なんですけど、
彼らはきっと今までのような職人美容師的な発想ではなく、
最初から経営者思考というか、美容室というビジネスを見据えていて、
職人としてのこだわりという「個」ではなく、
お店という集合体としての「全体」を見ているんだと思います。
飲食の業界を見ていると、職人発想でやっているお店には、
やはりこだわりのある、全体の中ではほんの数パーセントのお客様が固定客となり、
また職人経験の無い人間が経営するお店の場合は、
お客様の視点で経営するため、時代やお客様のニーズに合わせる分、
当たる店は流行るし、当たらないお店は流行らない。
一概には言えないけど、これは美容業界でも多くの部分で当てはまると思う。
だれもがリスクを負って経営してるのだから、そんなことくらいは
当然解っていると思っています。
でもそうじゃないから勝ち負けに分かれてしまう。
徹底的に市場が求めるものの追求、マーケティングに沿った展開、
お客様が求めるなら何でもするという発想。
自分達の主義主張を押し付けたり、自分達を認めてくれる人たちだけが、
自分達にとっての客だという発想。
もちろんどちらも極端なことで、大抵はその間でどちらかによりながら
方向を見出してるものです。(もちろんGARDENも同じですが・・・)
ただその微妙な差が実は大きくて、お客様からすると、そのスタンス次第で
選択は大きく変わってしまいます。
ではこのお客様が感じてしまう大きな違い、我々のような職人思考の人間に
気付きにくい事とはなんでしょう?
それは「こっちの都合」です。
売り手側の都合を、知らず知らずに押し付けているという事。
お客様の望んでいる先を提案する事と、「こっちの都合」を押し付けること、
我々の業界では、この違いの見極めや認識力が低い。
「なぜそうなってしまうか?」というと、それは閉鎖的だから。
閉鎖的な社会では、消費者や買い手の動向や気持ちが理解できない。
というか、する必要がなかった。
だからすべて、「こっちの都合」で済んでしまう。
「顧客第一主義」も「顧客満足」も、GARDENの目指すブランドも、
結局はこの「こっちの都合」と、お客様の望まれる事の狭間で、
どこに答えを見出していくかという事。
「自分達がどれだけの事をやってきたか?」というプライドを、
どんな形でお客様に伝えていくのかということ・・・
それがプロフェッショナルということなんじゃないかなぁ。
GARDENをどのポジションに置こうとしてるのか?それはなぜなのか?
少なくともその事については、確信を持ってやっているつもりです。
まだまだだけど、「こっちの都合」の改善を、
毎日毎日、少しずつ続けてきたつもりですし、これからも続けなければ
いけないと思っています。
その積み重ねが大きな違いとなるし、その違いが、「見えるか見えないか」
の違いにもなっていくと思う。
そうなれた時にはじめてプロフェッショナルと言えるんであって、
王道だとか、人としてちゃんとする事もできるんだろうし、
そうなるまでは、所詮アマチュアなんだろう。
もっともっと今のお客様たちに応えていくために、
もっともっと多くの方たちから支持して頂くために、
「こっちの都合」じゃないGARDENを目指していきたいと思います。
「こんな長い小難しい事を言ってる事自体が、
すーさんの都合なんじゃないですか?」と、
森内さんには突っ込まれますが・・・(笑)